消費者金融のSMBCモビットでは、来店不要・電話連絡なし・郵送物なしの「WEB完結申し込み」が人気です。
通常、消費者金融は在籍確認を電話にて行いますが、SMBCモビットの場合はWEB完結申込を利用すれば、会社や勤務先への電話連絡なしで借入可能です。
しかし、電話連絡なしといっても審査に落ちてしまっては元も子もありません。
そこで、この記事ではSMBCモビットへ申し込みを検討している方のために、「SMBCモビットの審査基準と審査に落ちる原因・審査に通るコツ」を解説していきます。
SMBCモビットの審査基準と審査通過ができる人
SMBCモビットの公式ホームページによると、「満年齢20才~69才の安定した収入のある方(当社基準を満たす方)」が貸付条件です。
貸付条件には、「アルバイト、パート、自営業者も利用可能」という記載があるため、毎月安定した給料(アルバイト代)をもらっている人なら、雇用形態に関わらず、SMBCモビットに申し込めます。
つまり、20歳以上であれば、正社員や派遣社員、契約社員はもちろん、アルバイトをしている学生やフリーター、パートをしている主婦(主夫)でもSMBCモビットの審査に通る可能性があるのです。
安定した収入があれば審査通過できる可能性が高い
SMBCモビットの安定した収入とは2ヶ月以上連続して毎月1回以上の収入があることを指します。パートでもアルバイトでも収入があればSMBCモビットの審査に通過可能です。
他社借入の総額が年収の3分の1を越えておらず、返済の延滞などがなければ審査に通る可能性が高いです。
- 総量規制以上の借入をしている
- 他社借入件数が多い
- 信用情報に傷がある
- 虚偽や誤った情報を申告した
SMBCモビットカードローンに申し込んだ人が、上記いずれかに該当していると審査に落ちてしまいます。
総量規制以上の借入をしている
他社借入れの合計が年収の3分の1以上ある人は、貸金業法で定められている総量規制に抵触していることからSMBCモビットの審査に通過できません。
総量規制とは、貸金業者が個人に融資を行なう際に、「(他社を含めた)年収の3分の1までしか貸付することができない」という法律のことです。なお、貸金業者に含まれるのは、消費者金融会社、信販会社、クレジットカード会社(キャッシング枠のみ)です。銀行カードローンは含まれません。
例えば、年収100万円の人が、A社から20万円、B社から13万円借入している状態で消費者金融のSMBCモビットに申し込みした場合、年収の3分の1を超える貸付はできないため、SMBCモビットの審査に落ちてしまいます。
ちなみに、銀行からの借入は銀行法が適用されるため、総量規制の対象外です。しかし、2017年3月に全国銀行協会から公表された「カードローン審査の厳格化」に伴い、非正規雇用者(パート・アルバイト・専業主婦など)への融資は、銀行側が自主的に年収の3分の1以下に抑えられているので注意しましょう。
他社借入件数と申込件数が多い
他社の借入件数が3件以上ある人は、審査担当者から返済能力を疑われるため、SMBCモビットの審査に落ちる可能性が高いです。なぜなら、SMBCモビットの審査担当者から多重債務者として判断されるからです。
また、1か月に3社以上申し込みがある人は、SMBCモビットを含む全てのカードローン審査に通りづらくなります。俗にいう申し込みブラックです。
ただし、他社借入件数が1件~2件の人は、他社借入総額が年収の3分の1以下であれば、SMBCモビットの審査に通る可能性があります。(他社ご利用の方でも審査可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もございます)条件を満たしている人は、SMBCモビットの10秒簡易審査を試してみましょう。※10秒簡易審査の申告内容は、本申し込みのデータと紐づけされるため、虚偽は絶対にやめましょう。
信用情報に傷がある
SMBCモビットに限らず、カードローン審査やキャッシング審査では、必ず申込者の信用情報を個人信用情報機関に確認します。そして、個人信用情報機関に問い合わせた結果、信用情報に傷がある人はSMBCモビット審査の審査に落ちてしまいます。
信用情報に傷があるというのは、自己破産や借金の返済遅延などの金融事故を起こし、信用情報に事故情報(異動情報)が記録されている状態のことです。
また、信用情報とは、個人のローンやクレジットカードなど、借入・返済・契約状況といった利用履歴のことです。個人信用情報機関に記録されている信用情報には、「住宅ローン」「自動車ローン」「携帯電話本体の分割払い」なども含まれます。
信用情報は、個人信用情報機関(CIC、JICC、KSC)で管理され、各金融機関に利用者情報として共有されます。そのため、申込者が過去に金融事故を起こしている場合、SMBCモビットに申し込みした時点で審査担当者にバレてしまうため、審査に落とされる可能性が高いです。
個人信用情報機関に金融事故(事故情報)として記録されてしまう情報は、下記の通りです。
- 長期延滞(2か月~3か月以上)
- 代位弁済
- 債務整理(自己破産・個人再生)
- 強制解約
- 貸付自粛依頼(協会停止)
上記に挙げた金融事故(事故情報)が個人信用情報機関に記録された場合、最長1年~10年間 は情報が消えることはありません。
信用情報に金融事故情報の記録が残っているうちは、SMBCモビットに限らず、消費者金融やクレジットカードなど全ての審査に通過できません。
そのため、金融事故を経験したことがある場合、SMBCモビットへの申し込みを諦めましょう。
虚偽や誤った情報を申告した
SMBCモビットの審査に落ちてしまう原因のひとつには、「虚偽や誤った情報を申告した」というケースがあります。
「どうしてもSMBCモビットから借入したい」という気持ちから、計算ミスしたことにして「他社からの借入額を少なめに申告する」「年収を多めに申告する」といった行為をする方がいます。しかし、たとえ申込内容を偽ったとしても、SMBCモビットは個人信用情報機関に申し込み者の情報を照会するので、虚偽申告はすぐにバレてしまいます。
なお、申込内容を記入する際に誤字・脱字がある人は、確認作業が入ることから審査時間が長引くだけでなく、SMBCモビットの審査担当者に虚偽申告を疑われる危険性があります。SMBCモビットに申し込む際には、申込書は丁寧に入力しましょう。
SMBCモビットの審査に通るコツ
SMBCモビットは、WEB完結を利用すると「電話連絡なし」で申し込みができるため、在籍確認がなくアコムやプロミスよりも審査が簡単で甘いと噂されています。しかし、この噂には語弊があり、「正しくは独自審査基準で審査を行っている」というのが正しいです。
なぜなら、SMBCモビットは在籍確認を電話ではなく書類で行っているからです。SMBCモビットのWEB完結申込なら電話連絡なしで申し込みできますが、在籍確認なしにはならず、アコムやプロミスよりも審査が簡単で甘いというのは間違いなので注意しましょう。
SMBCモビットの成約率
アコム・アイフル・プロミスの成約率は公表されていてどれも40%前後でした。
SMBCモビットの数字は公表されていません、同じ程度の成約率になると思います。
借入希望額を少なめに設定する
申込者のなかには、「10万円で足りるけど念のため50万円で希望した」というように、借入希望額を多めに設定したことで審査に落ちてしまう人も少なくありません。
SMBCモビットに申し込みをする際は、「借入希望額を少なめに設定する」と審査に通過しやすくなります。借入希望額を少なめに設定することで、「年収に対して借りすぎという印象を与えない」「総量規制の問題をクリアしやすい」「計画的に借入できる人だとアピールできる」という印象を与えます。
SMBCモビットの「10秒簡易審査結果表示」を利用する上での注意点
SMBCモビットには、少ない入力項目で融資可能かすぐに分かる「10秒簡易審査結果表示」がありますが、他社の借入診断とは異なるので注意しましょう。
例えば、アコムの「3秒診断」は、あくまでも目安程度の診断なので審査に直接影響することはありません。なので、氏名や生年月日、電話番号、他社借入件数など、「試しに虚偽の申告で入力する」という方が多いのです。
それに対し、SMBCモビットの10秒簡易審査結果表示は融資決定を左右する審査となります。審査に直接影響してしまうので、虚偽の申告があると審査に落ちてしまいます。やり直しもできないので、適当に入力してしまった人は、SMBCモビットからお金を借りることができなくなってしまうので注意しましょう。
SMBCモビットの申し込み方法
SMBCモビットの申し込み方法には、以下の4つの方法があります。
- ネット申し込み
- ローン申し込み機
- 電話申し込み
- 郵便申し込み
SMBCモビットに申し込む場合、「ネット申し込み」「ローン申し込み機」「電話申し込み」「郵便申し込み」のいずれかの方法を選択することになります。また、パソコンやスマートフォンからネット申し込みすると、「通常申し込み」と「WEB完結申し込み」のいずれかを選ぶことが可能です。
SMBCモビットの申し込みから審査までの流れ
SMBCモビットの申し込みから審査の流れは、下記の通りです。
- 申し込み
- 本人確認書類の提出
- 本人確認(電話連絡)
- 在籍確認
- 契約手続き
- 借入
上記の流れでSMBCモビットの審査は進み、不備があると審査に落ちてしまいます。また、申込者の属性と他社借入の利用状況は、コンピューターによる自動審査システム(スコアリングシステム)によって審査されます。
自動審査システムによる審査は申し込み後すぐに行なわれ、この審査結果で「SMBCモビットの審査に通るか通らないか」が決定されます。
【審査の流れ】ネット申し込みの場合
SMBCモビットにネット申し込みする場合、審査の流れは以下の通りです。
- ネット上で10秒簡易審査
- そのままネットで本審査の申し込みを行なう
- 電話で本人確認
- 会社連絡(在籍確認)
- 審査終了
まず、SMBCモビット公式ホームページから10秒簡易審査を行ないます。その後、そのままネット上で申し込みを行ない、SMBCモビット担当者から本人確認の電話連絡が来ます。そして、審査の終盤で在籍確認が行われ、SMBCモビットの審査は終了します。
また、ネット上で10秒簡易審査を行なった後は、ネット申し込みか電話申し込みかを自由に選択できます。いずれの場合も、まずはSMBCモビット公式ホームページにアクセスすることになるので覚えておきましょう。
【審査の流れ】ローン申し込み機の場合
SMBCモビットにローン申し込み機から申し込む場合、審査の流れは以下の通りです。
- ローン申し込み機で仮審査申し込み
- 退室してSMBCモビットからの連絡を待つ(仮審査結果)
- 電話で本審査の申し込みを行なう
- 本審査の結果を待つ
- 審査終了後にローン申し込み機へ向かう
- 本人確認書類と予約番号でローンカードを発行する
上記を見ると分かるように、ローン申し込み機から審査を受けると時間がかかってしまいます。そのため、SMBCモビットに申し込む際には、「SMBCモビット公式サイトからネット申し込みした後にローン申し込み機でローンカードを発行する」という方法を取っています(WEB完結申し込みを利用した場合にはローンカードの発行ができません)。
【審査の流れ】電話申し込みの場合
SMBCモビットに電話申し込みする場合、審査の流れは以下の通りです。
- ネット上で10秒簡易審査
- 電話で本審査の申し込みを行なう
- 会社連絡(在籍確認)
- 審査終了
SMBCモビットに電話申し込みした場合、上記の流れで審査が進みます。本審査の申し込みを電話で行なうこと以外は、ネット申し込みと大きな違いはありません。しかし、「SMBCモビット担当者に相談しながら申し込みしたい」という方は、電話申し込みのほうが良いでしょう。
SMBCモビットの「通常申し込み」と「WEB完結申し込み」の特徴
それでは次に、SMBCモビットの「通常申し込み」と「WEB完結申し込み」の特徴について解説していきましょう。SMBCモビットの通常申し込みとWEB完結申し込みの特徴は、下記の通りです。
【通常申し込み】
- 10秒で簡易審査結果表示
- 振込キャッシングや提携ATMで借入可能
- ローン申し込み機(自動契約機)でローンカードの即日発行が可能
【WEB完結申し込み】
- 10秒で簡易審査結果表示
- 本人確認などの電話連絡なし※
- 契約書類や利用明細書の電子化(郵送物なし)
- カードレスで周りに利用がバレにくい
- 契約後すぐに借入可能
- 返済は口座振替なので返済忘れがない
上記を見ると分かるように、WEB完結申し込みのほうは特徴が多く、その分メリットも多くなっています。しかし、WEB完結申し込みで契約してしまうとカードレスなので、提携ATMからの借入ができないというデメリットがあります。
それでは、通常申し込みとWEB完結申し込みの違いを表にまとめてみたので確認してみましょう。
SMBCモビット | 通常申し込み | WEB完結申し込み |
---|---|---|
ローンカードの発行 | ◯ | ✕ |
職場への電話連絡 | あり | なし |
郵送物 | SMBCモビットカード・契約書類(※1) | なし |
10秒簡易審査 | ◯ | ◯ |
スマホATM取引 | ◯ | ◯ |
振込融資 | ◯ | ◯ |
口座振替 | △(※2) | ◯ |
(※1)ローンカードをローン申し込み機で受け取る場合でも、入会申込書や契約内容確認書などが郵送されます。
(※2)三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの銀行口座をお持ちであれば、口座振替可能です。
通常申し込みであればローンカードは必ず発行されるのですが、WEB完結申し込みで契約するとローンカードは発行されないので注意が必要です。
しかし、SMBCモビットのWEB完結申し込みは「来店不要」「(勤務先への)電話連絡なし」「郵送物なし」といった他社にはない特徴を持っています。全ての手続きをWEB上で完結することが可能なので、「職場への電話連絡を避けたい」「家族にSMBCモビットの利用を知られたくない」という方には、メリットの大きい申し込み方法となっているのです。
また、通常申し込みでローンカードを発行した場合、振込融資とSMBCモビットのスマホアプリを利用してセブン銀行ATMで取引すれば、カードレスと同様に借入することが可能となるので覚えておきましょう。
WEB完結申し込みの利用条件
「WEB完結申し込み」を利用するには、いくつか条件があるので確認しておきましょう。WEB完結申し込みの利用条件は、下記の通りです。
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のいずれかの普通預金口座をお持ちの方
- 社会保険証(全国健康保険協会発行の保険証)または組合保険証をお持ちの方
- 収入証明書類(源泉徴収票、給与明細書※、所得証明書など)を提出できる方
※ 給与明細書は直近2か月分のものを提出(直近2か月分の給与明細書を提出できない場合は、他の収入証明書類+直近1か月分の給与明細書の写しを提出)
上記の利用条件をクリアできれば、SMBCモビットのWEB完結申し込みを利用することができます。
WEB完結申し込み以外の方法で申し込むと電話連絡が行われる
SMBCモビットにWEB完結申し込み以外の方法で申し込むと、他のカードローン会社と同様に電話連絡による在籍確認が行なわれます。
しかし、SMBCモビット担当者は申込者の勤務先に「個人名」で電話をかけてくれるので、SMBCモビットの利用が上司や同僚に知られてしまう可能性は低いです。それでも、SMBCモビットからの借金がバレてしまう可能性はゼロではないので、「どうしても勤務先にSMBCモビットからの借入を知られたくない」という方は、WEB完結申し込みで申し込みましょう。
SMBCモビットの審査結果を確認する方法
SMBCモビットは、申し込み完了後に審査状況や審査結果をインターネットで確認することができます。
SMBCモビットの審査結果を確認したい場合は、公式サイトの「審査結果照会ページ」にアクセスしましょう。
審査結果照会ページにアクセスすると、必要事項を求められるので、SMBCモビット申し込み完了時に提示されたユーザーID、インターネットパスワード、生年月日を入力しましょう。
なお、SMBCモビットに申し込んでから2~3日を経過しても審査結果が表示されない場合は、コールセンター:0120-03-5000に問い合わせましょう。
SMBCモビットの審査難易度は不明
カードローンの審査が甘いのか、厳しいのか調べるには、大手消費者金融が公式サイト上に公開している成約率(新規貸付利率)が便利です。
【大手消費者金融会社の成約率比較表】
金融機関名 | 成約率(2020年2月時点) |
---|---|
アコム | 42.2% |
アイフル | 45.8% |
プロミス | 44.9% |
SMBCモビット | 非公開 |
参照元:「アイフル月次データ」「Sフル月次データ」「アコムマンスリーレポート」「SMBCコンシューマーファイナンス月次データ」
大手消費者金融のなかで審査通過率が最も高いのはアイフルで45.8%、次いでプロミスで44.9%、アコムは42.2%となっています。
一方で、SMBCモビットは成約率を公開していませんので上記で触れたように審査難易度は不明です。しかしながら、SMBCモビットの審査もアイフルやアコムなどの審査基準が近いと考えられるので審査が甘いということはないでしょうが、
SMBCモビット比較的敷居は高くないです。
SMBCモビットの審査に落ちた人は避けたほうがいいカードローン会社
SMBCモビットの審査に申し込みをして審査落ちした場合、別の金融機関からの借入をする場合、SMBCグループの会社が運営するプロミスや三井住友銀行カードローンへの申し込みは控えましょう。
SMBCモビットの審査結果が直接プロミスに伝わることはありませんが、同じSMBCグループの会社である以上、審査内容は近い可能性があります。
また、SMBCモビットの審査結果が直接プロミスに伝えられないとはいえ、個人信用情報機関ではカードローン会社への申込履歴・契約状況も記録されているので、プロミスに申し込んだ時点で「SMBCモビットの審査に落ちた人」という事実がすぐにバレてしまいます。
SMBCモビットの審査に落ちた人は、下記の銀行カードローンも審査落ちの危険性があります。
- 三井住友銀行カードローン
- 楽天銀行カードローン
- ジャパンネット銀行カードローン
上記の銀行カードローンは、全てSMBCグループの会社です。そのため、SMBCモビットの審査に落ちた人は、上記のカードローンへの申し込みを避けるようにしましょう。
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